オーラスの考え方
麻雀は半荘終了時の最終得点で勝敗が決定します。また、麻雀は大抵トップ賞というものが着くため、1位を取る事が重要です。オーラス(南4局)時の点数によって自分の手牌をどのように仕上げるかを考えなければなりません。
オーラスで考えるポイントは
- 現在の点数状況の把握
- トップ(または2着)のために必要な翻役数の把握
この二つが重要になります。高い点数を狙う必要はありません。
また、トップ賞の他にウマと言って各順位に対する順位点みたいなものもある場合もあります。そのウマがある場合はひとつでも上の順位を目指すためにオーラスでは4人の得点状況を把握する必要があります。
トップ賞とウマが分からない人はトップ賞とウマをご覧ください。
トップとの差1500点の2着目
ドラ表示牌 ドラ
配牌
トップとの差が1500点のオーラスでの配牌が上のような場合、2000点のアガリを目指します。
子の場合50符一翻役か30符二翻役以上、親であれば40符一翻役以上が必要です。
満貫を狙う必要はありません。
この配牌の場合は素直に平和手を狙いつつ、ドラが重なれば食い断ヤオ九+ドラあたりを狙うのが正解です。
完成形のイメージ
- 平和・断ヤオ九
- 食断ヤオ・ドラ1
- 平和・リーチ
- 役牌(中)・ドラ1
これらの手牌をイメージしながら展開次第で出来るだけ早く2000点を作ることを考えましょう。
トップとの差5000点の3着目の場合
今度は具体的に細かい状況を考えます。以下のような局面の場合
ドラ表示牌 ドラ
配牌
配牌は上と同じで考えましょう。今回は5000点差があるため、逆転可能にするためには三翻役以上が欲しいところです。
狙う役としては
1.断ヤオ九
2.リーチ
3.平和
4.ドラ
5.門前清自摸
6.(裏ドラ)
これらの役を流れの中で絡めて、30符3翻役以上であればツモアガリで逆転(同点)、または40符3翻役以上であれば出アガリで逆転できます。
状況に応じてですが、1位を狙いつつ他家が早そうであれば2位でも良しという考え方で手作りを心掛けたいところです。